明日に向かって生き延びていくために

 先の見えない経済環境の中、私たちは不況を克服すべく明日に向かって生き
延びていかなければなりません。それには大学の研究シーズの活用や、共同研究
による企業ニーズを満たす新技術・新製品の開発などがあり、大学等のお力添え
を最大限活かしていくことと同時に、行政や企業の連携を深めて行く事が最も
効果的であると考えます。 つきましては、地域産業界と大学や行政等との連携を
深め、地域産業の活性化を図るためのフォーラムを、発足いたしました。ぜひ、
皆様のご理解とご賛同を賜り、当フォーラムへの加入を心からお願い申し上げ
ます。

K.N.F 北上ネットワーク・フォーラムの設立背景

 西暦2000年という節目を迎え、いよいよ新しい世紀に踏み込もうとしている
とき、北上地域の産業界の情勢は・・・。
 この地域の中小製造業の大部分は、「受注・部品加工型」の業態であったこと
から、世界的な生産拠点の再編や長引く不景気などの影響により大変厳しい経営
環境であり、今後ますますグローバル化が進み過当競争を強いられることが目に
見えており、市場競争の中で生き残っていくことは極めて困難でした。
 独自性を作り出し、自立できるような創造性に富んだ企業への脱皮が必要だと
の認識の中で、「これまでの殻を脱ぎ捨てて新しい世界に飛び込むだけの気概が必要だ」「そのためには、これまで培った技術を更に深めることも一つの方法ではあるものの、企業同士が連携し、互いに保有する技術を出し合いながら、より付加価値の高い、新しい分野に挑戦していくことこそがこれからの生き方
ではないだろうか」との声が高まりました。
 産学連携を活発にするための組織化に向けた発起人会が平成11年11月に開催されて以降、設立検討委員会を重ね、市内企業へ呼びかけを進めてきました。
 そして、地域の中小製造業者等である会員各社により、互いに夢と知恵を出し合い、新技術・新事業の創出に挑戦をしながら、自立的・創造的企業への脱却を目指すことを目的として、平成12年3月8日に『北上ネットワーク・フォーラム(K.N.F)』は設立されました。設立時の会員数は75会員(法人65、個人10)で、令和2年12月7日現在では98会員(法人79、個人19)となっています。
 北上を中心とした地域の企業と市民の有志が相集い、この地域の産業界の活性化と活き活きとした「まちづくり」に向け、共に研鑽し、相互に連携しあう場が『北上ネットワーク・フォーラム(K.N.F)』です。

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